(1)それではL3に配列数式「=SUM(C3:C8*D3:D8)」を作成します。まずは[合計]ボタンでSUM関数を作成し、{Delete}などで元々ある引数を削除しておきます。
(2)まず「C3:C8」をドラッグして選択し、それから「*」を入力します。
(3)続けて「D3:D8」を選択し確定しましょう。なお、まだ完全な配列数式ではありません。全体を「{ }」で囲む必要があるのです。
(4)不完全な配列数式が作成されました。この状態では「C列の先頭*D列の先頭の結果」だけがSUM関数の引数となっています。
(5)完全な配列数式とするには、確定時に{Ctrl}+{Shift}+{Enter}します。すると全体が「{ }」で囲まれ配列数式として有効になります。
(6)有効な配列数式となりました。「C3*D3,C4*D4,C5*D5,C6*D6,C7*D7,C8*D8」の6つの計算結果・値を合計(SUM)した結果になりました。
(7)配列数式が有効な状態で「6つの範囲(配列)×6つの範囲(配列)」をさせた結果、「6つの値」が作成されます。最終的にはその「6つの値」をSUMやMAXなどの集計関数の引数にする、というのが一般的な利用方法です。式の中で配列を使うとその数だけの値がメモリー内に作成されるので、それを集計可能になるのです。