(1) 最も重要な段落を「見出し1(レベル1)」に設定すれば、目次の対象となるということは前章で学習しました。さてこのようにすると「各見出し1」は次の見出し1までを支配下とします。「○章」としたい個所を「見出し1(レベル1)」にすると下図のように見出しが支配下層を作ります。
(2) また「レベル1」の次に重要な段落を「レベル2」に設定することにより、それらは次のレベル2・もしくはそれより重要な段落であるレベル1までを支配下とします。「○節」となっている個所を「レベル2(見出し2)」にすれば、下図のような支配層が作成されます。このような見出しが作成する文書の支配構造/階層構造を「アウトライン」と呼びます。
(3) さて、下書きの段階では「第○章」「第○節」…のような番号は入力しませんでした。Wordでは各見出しの行頭に、あとから章番号などを付け足すことができます。ポイントは自動振りなおしです。「第2章」内の「家庭向け回線」は「第3節」にはなりません。「第1節」と振りなおされています。これは支配している見出しが「第1章→第2章」へと変わったからです。
段落の重要性に応じて「見出し/レベル」を設定すれば、「アウトライン」を自動判別して番号の振りなおしをしてくれるのです。