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06章08節…各偏差値の発生率の確認(参考学習)
(01)値の分布が正規分布に従うと推測される場合に、各偏差値の値の発生率はどれくらいなのかを数学的手法を用いて計算させることができます。「NORM.DIST」関数を使うことで、各偏差値以下の値の発生率が計算できます。セルQ11に偏差値「25以下」の発生率を計算させてみます。
(02)[統計]もしくは[すべて表示]から「NORM.DIST」関数を選択します。
(03)[X]にはどの値以下の発生率を調べるのかを指定します。「N11」を指定します。今回の調査における[平均]と[標準偏差]を指定しますが、偏差値の定義では[平均]が「50」、[標準偏差]が「10」となります。[関数形式]には「TRUE」を指定します。
(04)Q11の計算式をコピーしましょう。表示形式は「パーセンテージ・2桁」とします。偏差値がN列以下となる値の発生率が計算されます。
偏差値25以下の発生率は0.62%のようです。偏差値80以下の発生率は99.87%のようです(偏差値80以上は100%-99.87%の0.13%)。
(05)最後に、R列へ各階級の発生率を計算させましょう。セルR12には偏差値25~30の発生率を計算させます。「偏差値30以下の発生率-偏差値25以下の発生率」の計算をします。セルR12に「=Q12-Q11」の計算をしましょう。
(06)22行目までコピーしましょう。表示形式は「パーセンテージ・2桁」とします。
(07)偏差値40~60の発生率部分を選択してみましょう。下部の[ステータスバー]に合計値が表示されます。「68.27%」であると推測されるようです。それではこの章の学習を終了します。確認後はこのファイルを閉じます(必要に応じて保存)。