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11章03節…相対参照マクロ
(01)これまでは「どこで実行してもセルB2を処理する(絶対参照マクロ)」や、「選択済みの範囲を処理する」タイプのマクロを学習しました。ここでは「選択済みセルの『右下のセル』を処理する」マクロを登録します(1つ右/1つ下)。実行前にどこを選択・アクティブにしているかによって実行結果が異なるマクロです。
これから「右下(1つ右/1つ下)のセルをオレンジで塗り『テスト三』と入力する」マクロを登録します。「Sheet3」のB2で記録してみます。
アクティブにして記録を開始してください。
(02)マクロ名は「相対参照テスト」とします。
(03)現在はセルB2が選択されています。その状態でセルC3を選択すると「C3へ移動する」という情報がそのまま記録されてしまいます(絶対参照マクロ)。そうではなく、「実行直前に選択していたセルの右下へ移動する」と記録させます(1つ右/1つ下)。このようなマクロを「相対参照マクロ」とよびます。相対参照でマクロを記録する場合には【表示】タブの[マクロ][相対参照で記録]をオンにしておきます。
(04)[相対参照で記録]のアイコンに枠が付いていれば「オン」の状態です。
(オン)
(オフ)
(05)この状態で「①セルB2の『右下』である『セルC3』をアクティブにし」「②オレンジで塗りつぶし」「③『テスト三』と入力」という作業をします。
なお「テスト三」の入力時の確定には{Ctrl}+{Enter}を使います。
操作後は記録終了の前に、[相対参照で記録]をオフに戻しておきます。
(06)ここまでで記録を終了させましょう。
(07)記録終了後は「Sheet4」(シート追加)でマクロのテストをします。
セルD3をアクティブにしてから{Alt}+{F8}でマクロリストを表示してください。
(08)「相対参照テスト」を[実行]してください。
(09)実行前に選択されていたセル(D3)の右下(1つ右/1つ下)であるセルE4が処理の対象となりました。