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14章07節…完全一致検索のVLOOKUP関数とは(概要)
これまでのVLOOKUP関数では[検索方法]を「TRUE」もしくは「空欄」にする「近似値検索」を使っていました。この章でご紹介するのは[検索方法]に「FALSE」を入れる「完全一致検索」です。
VLOOKUP関数の書式(完全一致検索時の補足付き)
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
[検索値]で指定した値は[範囲]の何行目に属するのか、を検索して発見したらその行の[列番号]で指定された列にある値を表示させる。
<引数解説>
検索値:[範囲]で指定した対応表の一番左の列と比較させる値・またはセル。VLOOKUP関数はこの値が対応表の何行目に属するのかを調べる関数である。
範 囲:対応表となる範囲。この範囲は後述のルールに基づいて作成する必要がある。
列番号:[検索値]は[範囲]において何行目に属しているのか、が発見された後その行の左から何列目を結果として表示させるのか、を数値で指定する欄。
検索方法:[近似値検索]をする際は省略するか「TRUE」を指定。[完全一致検索]をする際は「FALSE」を指定。
<対応表作成の注意>
→対応の基準となる列(キー列)は一番左の列に作る。
→対応表の一番左の列を基準として昇順に並んでいること。ただし「完全一致検索」をする際には並び順は問わない。「完全一致検索」の場合には、数値だけではなく文字データも最左列に使用可能となる。
→予想される値の最小値が一番上の行に採用されていること。ただし「完全一致検索」をする際にはこの必要はない。
→近似値検索においては「150以上300未満」の条件では「150」のように最小値の数字だけを入力する。ただし「完全一致検索」をする際には中間値は無視される。
例1(最左列が昇順でない)
例2(最左列が文字)