01章02節…Excelテーブルをローカルテーブルとしてインポートする
(01)再びExcelファイルからローカルテーブルを作成します。まずは下記のようなリストを作成し、「E店舗リスト」というファイル名で保存してください。
(02)Accessデータベースファイル「dbf-03-01」に切り替え、リンク時と同様のダイアログボックスを表示します。
(03)前節では「Excelファイルをテーブルとしてリンク⇒ローカルテーブルに変換」という手続きを取りました。今回は「ローカルテーブルに変換した状態で取り込む(インポート)」という手続きを取ります。取り込むファイルとして「E店舗リスト」を指定します。データの保存方法は[現在のデータベースの新しいテーブルにソースデータをインポートする]を選択し、次へ進みます。
(04)[先頭行をフィールド名として使う]にチェックを入れた状態で[次へ]進みます。
(05)取り込まないフィールドを指定することもできます。
ここではすべてのフィールドをインポートするので、そのまま次へ進みます。
(06)次に[主キー]とするフィールドの指定をします。[主キー]はレコード・行の特定に利用させる、値が重複することがない特殊なフィールドです。Excelファイルをローカルテーブルとしてインポートする際には指定が必要になります。ここでは「店舗コード」を主キーに指定します。「店舗コード:20」とすればレコード・行が特定できるからです。「店舗名/開店日」は利用できません。同名の店舗や開店日が同じ店舗が存在する可能性があるからです。
(07)最後にインポート後のテーブル名を決定します。
「T店舗マスター」にして[完了]します。
(08)インポート作業が完了しました。後日、同様のインポート操作を実施する予定があるならば、手順を保存することができますが、ここではしません。
ダイアログボックスは閉じます。
(09)ナビゲーションウィンドウからインポートした「T店舗マスター」をデータシートビューで開きましょう。ダブルクリックすれば開きます。一番右に[クリックして追加]というフィールドが表示されても無視してください。
(10)このテーブルへもレコードを追加することができます。追加前に、失敗例をチェックします。新規レコード(最終行)に「20・小田原店・98/4/6」と入力して{Enter}しましょう。このレコードでは主キーである[店舗コード]に重複値が発生してしまうので入力できません。
(11)主キーに重複値が発生してしまうので「店舗コード:20」を追加することはできませんでした。OKします。重複値の入力を防げるのです。
(12)「店舗コード:60」に修正します。また、確定のために{Enter}キーを数度押して選択個所を次のレコードへ移動させてください。入力情報が確定され、自動保存されます。