01章01節…リンクテーブルをローカルテーブルに変換する
(01)「リンクしたExcelテーブルを、データの編集ができるAccessテーブルへ変換する」という手順を最初に学習します。
まずは以下のようなExcelファイル「Eメンバーリスト+0」を作成してください。
ファイルはUSBメモリーなどに保存します。
(02)新しいデータベースファイル「dbf-03-01」を作成してください。
続けて【外部データ】[インポートとリンク・Excel]より、「Eメンバーリスト+0」へのリンクを試みます。
(03)リンク対象を「Eメンバーリスト+0」とします。
(04)[次へ]
(05)リンクテーブル名は「Tメンバーマスター」にし[完了]しましょう。
(06)OKします。
(07)リンクしましたが、テーブル本体は外部のExcelファイルとなっています。
しかしAccessからはリンクテーブルを編集することは不可能です。
さて、現在取り扱っているAccessデータベースファイル内へリンクテーブルのコピーを作成し、編集も可能にする作業を[ローカルテーブルに変換]といいます。
ナビゲーションウィンドウからリンクテーブル「Tメンバーマスター」を右クリックし、[ローカルテーブルに変換]を選択してください。
(08)「Tメンバーマスター」は、レコードの編集が可能な[ローカルテーブル]に変換されました。またアイコンが変わりました。この作業以降は、リンク元のExcelファイル「Eメンバーリスト+0」に変更を加えても「dbf-03-01」内の「Tメンバーマスター」には反映されませんので注意してください。さて、「Tメンバーマスター」をダブルクリックして開きましょう。データシートビューで表示されます。
(09)ローカルテーブルにおいてはレコードの値を直接編集することが可能です。
[メンバーコード:3]の[年齢]を「43」に修正してください。なおAccessでレコードを編集してから別のレコードを選択すると、自動的に編集内容が保存されます。
(10)レコード1件追加しましょう。最終行へ「6・野間・61・20」を追加します。
(11)[メンバーコード:4]のレコード自体を削除します。
「レコードセレクター」をクリックしてレコードを選択し{Delete}キーを押してください。選択中のレコード自体が削除されます。
(12)レコード削除をした場合には元に戻せないので注意が必要です。[はい]。
(13)このように、ローカルテーブルへ変換すればAccessからレコードの編集が可能になるのです。また編集した情報は、別のレコード(行)を選択すると同時に保存されます。