01章03節…テーブル作成前の検討事項:データ型と主キー(重複なし)
これからAccessで以下のようなテーブルを作成します。作成前に以下の2つのことを検討しておきます。
- 各フィールドのデータ型はどうするか
- 主キーフィールドはどこにするか
Accessでテーブルを作成すれば[社員番号][年齢][交通費]欄には「数値」しか入力できないよう設定することができます。また[入社日]には「日付」しか入力できないよう設定することができます。
フィールド・項目に入力可能とさせるデータの種類を「データ型」とよびます。Accessでテーブルを作成する際には、フィールドに必ず「データ型」を設定しなければなりません。
種類には「数値しか入力できない【数値型】」、「日付か時刻しか入力できない【日付/時刻型】」、「何でも入力できる【テキスト型(短いテキスト/長いテキスト)】」などがあります。他にもいくつか種類があります。
フィールドに設定できる主なデータ型 | 入力可能なデータの種類 |
数値型 | 数値のみ |
日付/時刻型 | 日付・もしくは時刻データ |
テキスト型(短いテキスト/長いテキスト) | 何でも可・文字/数値/日付・時刻など |
テーブル作成前に以下のようにフィールド型を決めておきます。未記入のフィールドは「短いテキスト」とします。
さてAccessでテーブルを作成する際には、「主キー」になるフィールドを指定する必要があります。ここでは[社員番号]が主キーになります。主キーは、値を指定すると行が1行だけ特定されるフィールドです。[社員番号フィールドが「1003」の行]といえば、どの行か特定できます(下の表なら項目名を入れて4行目、つまり3件目の工藤さんの行)。同じ社員番号の人は存在しないからです。[…が~である行]と指定すると、どの行か特定できるフィールド(…)は、主キーになることができます。主キーとなる項目・フィールドには重複する値は使用できません。主キーにしたフィールドには自動的に「重複なし」の設定が付与されます。社員番号には重複する値が使用されないので主キーになりえます。なお[氏名]は主キーになれません。同姓同名の人がいるかもしれないからです。