(1)ゴールシークでは、<「①ある計算式の結果が」「②~という値になるような」「③最適な参照セルの値を探させる」>という作業ができました。ソルバーでは②を「~という値になるような」だけでなく「最も大きく(小さく)なるような」という条件で探させることができます。ここでは、「予算85,000円の場合における、[マグネット]の最大の発注数」を探させてみます。[ソルバー]をクリックしてください。
(2)[目的セルの設定]を「D3」、[目標値]を「最大値」とします。これで「D3が最も大きくなるようにする」という指示が完了しました。次に[変数セルの変更]を「D3」とします。「D3を動かしてD3が最も大きくなるようにする」となりました。ただこのままではD3が無限に大きくなってしまいます。そこで予算を限定します(\85,000に)。無限の値を取らないように設定する条件が[制約条件の対象]です。[追加]します。
(3)D3が無限値にならないよう制限条件を指定します。[E3が85000より小さくなるように(以下になるように)]の設定をします。[セル参照]を「E3(マグネットの小計)」、比較演算子(中間の連結子)は「<=」、[制約条件]を「85000」とし、OKします。
(4)[制約条件の対象]が登録されました。これでD3が無限値になることはありません。[解決]してください。
(5)OKします。
(6)D3の最適値(73.9…)が調べられました。このように[ソルバー]を使うと、ある計算個所の最大値/最小値を探し出させることができるのです(制約条件が必要)。