(1)Excelでは「リスト」と呼ばれる形式の表に対して、「行単位での並べ替え」「要求した条件を満たす行以外を隠す(抽出・フィルター)」という作業ができます。「リスト」は、先頭行を[項目名]とし、下方向に1行(1件)ずつデータを書き込んでいく形式の表です。
(2)具体的には以下のようなイメージです。先頭行を[項目名]とし、以下に1行ずつデータを書き込みます。なお、[結合セル]は存在させません。
(3)なお、下記の表は「リスト」ではありません。項目が一番上の行になければならないのに、一番左の列にあるからです。また、このデータは下に展開するのではなく、右に展開しているからです。
(4)リストにおいては、各列のデータのことを「○○フィールド」と呼びます。各行のデータのことを「○件目のレコード」と呼びます。
(5)よって、左から2列目は「氏名【フィールド】」、上から3件目(4行目)の1003番・飯島さんの情報は「3件目の【レコード】」と呼びます。
(6)重要用語のまとめです。
- リスト…上が項目名、下が各項目の内容である形式の表。結合セルは利用不可。
- レコード…行に入力されている1件分のデータ。リストではレコードが増えていく。
- フィールド…項目のこと。
(7)なおExcelにおいては「リスト」と「それ以外」とは最低1行・1列以上の「空間」が必要です。リストは空間で囲まれている必要があります。空間がないと正しく並べ替えなどの機能が利用できません。